AIが発達した社会の先には。 ”her”
今回紹介する映画は
her
2013年アメリカで公開された映画です。
あらすじ
近未来のアメリカ・ロサンゼルス。顧客の想いを代筆することを仕事にしているセオドアは、妻キャサリンに去られ失意の日々を過ごしていた。見かねた友人のエイミーが彼に女性を紹介しようとしても、断る始末だった。そんな中、人工知能型OS”サマンサ”に興味を持つセオドア。サマンサは実態を持たないものの、話してみると驚くほど個性的で人間味に溢れていた。以来サマンサに魅了され、相談事や寝る前のささやかなやりとりをし、携帯電話に移して外出するなど、彼女と会話するひとときが大切なものになる。サマンサにとってもセオドアを通して見る外の世界は驚きに満ちていた。やがて二人の間に恋が芽生えるが…。
感想
人間はなぜ恋をするのか。どれだけテクノロジーが発達しても、その答えはきっと見つからないし、見つけるべきものではないのでしょう。恋は自然界でプログラムされたものではない、人間が独自に持つもの。恋さえなければもっと楽に生きていけるのに、恋のない人生ほどつまらないと思う人もいるだろう。でも、それは同時に人間であることの証明だとも思います。映画のテーマから話がかなりそれましたが、こうした、いろいろな感想・妄想を抱かせてくれる素敵な映画です。たとえハマらなくても、観る価値はあったと思わせてくれるはずです。
映画詳細
ジャンルはラブロマンス・SFで、上映時間は126分。
この作品の主役を務める男性(役:セオドア)は後2020年のアカデミー賞にてジョーカーを演じてアカデミー主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスです。そして、この作品のAI役でその声を演じたのは映画アベンジャーズのブラック・ウィドウを演じるスカーレット・ヨハンソンです。さらに、この声だけの主演で史上初第8回ローマ国際映画祭で「最優秀女優賞」を受賞し、より彼女への注目度は高まりました。
現在この作品はAmazon(PrimeVideo)・U-NEXTで視聴が可能です。