映画を求めて三千里。

起きてから寝るまでに観たい映画を紹介します。

コメディ戦争映画  “ジョジョ・ラビット”

今回紹介する映画は

 

 

ジョジョ・ラビット/Jojo Rabbit

 

 

f:id:superlonely:20211202164921j:plain

 

2019年に公開された映画です。

 

あらすじ

第二次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、青少年団ヒトラーユーゲントで立派な兵士になるため、日々奮闘していた。そんなジョジョを助ける友達が、空想上のアドルフ・ヒトラーこと”アドルフ”(タイカ・ワイティティ)だった。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官のクレツェンドルフ大尉(サム・ロックウェル)から”ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名を付けられ、仲間たちからからかわれる羽目に。そんなある日、ジョジョは母ロージースカーレット・ヨハンソン)と2人で暮らす家の片隅に、小さな部屋が隠されていることに気付く。そこでこっそり匿われていたのは、ユダヤ人の少女だった。ジョジョの頼りになるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ。臆病なジョジョの生活は一体どうなるのか...?

 

感想

戦争映画として、ヒューマンコメディ映画として、ジュブナイル映画として、最高の仕上がりでした。主人公のジョジョ10歳が、第二次世界大戦のドイツで起きているヒトラー支配下ユダヤ迫害という背景で、どんなことが正しいか、どんなことが間違っているかを考え、どんなものを受け取って成長していく様に見所を感じました。応援したくなるほどキュートなジョジョ、その友人の丸いヨーキなど個人的に推したくなるキャラクターが満載でどれも優しくて好きでした。おそらくこの物語のキーはジョジョの空想上の友達アドルフ。まんまヒトラーだけれど、ナチスの精神を時にはポジティブに、時には残虐的に、いい意味でジョジョを支え、悪い意味でジョジョを洗脳するキャラクターで、監督自身が演じているだけあって物語のターニングポイントにおいて良い立ち位置だと思いました。彼の存在のおかげでシリアスなシーンもポップに見えました。

 

映画詳細

ジャンルはコメディ、戦争で上映時間は108分です。

この作品は、第44回トロント国際映画祭最高賞受賞、さらに第92回アカデミー賞作品賞助演女優賞等6部門にノミネートされました。

そして、この作品の主人公役のオーディションは難航したそうですが、それを一発で終わらせたのがジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビスだそうです。

 

スタッフ・キャスト

監督

タイカ・ワイティティ 「マイティー・ソー バトルロイヤル」

主演

ローマン・グリフィン・デイビス  「ジョジョ・ラビット(デビュー作)」

トーマサイン・マッケンジー   「ホビット 決戦のゆくえ」

スカーレット・ヨハンソン   「ブラック・ウィドウ」「ルーシー」

タイカ・ワイティティ   「フリー・ガイ」「ザ・スーサイド・スクワット 極悪党、集結」

 

 


www.youtube.com